旅のつれづれ

国内外の旅の記録

ミュンヘン ダッハウ強制収容所(Konzentrationslager Dachau)

ドイツ博物館に続いて、ミュンヘンで行きたかったのが、ダッハウ強制収容所です。

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ダッハウ強制収容所はドイツナチス時代に作られた収容所の中でも最も古く、後に作られる収容所のモデルとなった収容所です。

強制収容所といえばアウシュビッツ強制収容所も有名ですが、そのアウシュビッツダッハウをモデルとして作られたそうで、歴史的にはとても重要な負の遺産といえます。

 

収容所へはミュンヘン中央駅からSバーン(S2)でDachau駅(所要約20分)に行き、Dachau駅から726か744バスに乗りDachau, KZ-Gedenkstätte下車します(所要約10分)。

 

下の写真の通り、多くの観光客が駅からバスに乗るのであまり迷わないと思います。

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収容所の入場料は無料です。

入口付近に案内所(軽食がとれるカフェもあり)があり、ガイドマップ付きのパンフレットがもらえます。

残念ながら日本語のパンフレットやイヤホンガイドは無いので、英語のものを参考にして見学しました。

 

 

敷地が広いこともあり、見学には3時間弱かかりました。

詳細の解説を読んだりしてじっくり回ると、1日はかかると思います。

 

展示自体は沢山あり、この記事では紹介しきれませんが、一部をご紹介します。

 

囚人用の宿泊施設です。

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こちらはトイレです。 1人10秒しか使えなかったと言われています。酷いです。

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囚人用の洗面所です。

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囚人用ベッド。1人でも狭く感じるスペースですが、ここに多くの人が押し込まれていたそうです。

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監視塔です。

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収容所の一部を博物館にしていました。

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日本語の解説はありませんが、年代別の収容所の変遷や、そこで行われていた残虐な仕打ちが詳細に展示されています。

当時の囚人を思うといたたまれない気持ちになります。

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30分ごとにフィルムによる解説もしていました。

(英語は10:00,11:30,12:30,14:00,15:00)

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素敵なポプラ並木です。囚人によって植えられたもの。

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今は何もないですが、ここには収容所が立ち並んでいました。

最大で四万人以上の人が収容されていたようですが、当然雑魚寝より酷い状態で、衛生状態も相当悪かったとの写真もありました。

 

 

ポプラ並木の道を進むと、収容所が解放された後に建てられた教会があります。

 

向かって真ん中にカトリック、右にユダヤ教、左にプロテスタントの教会が並んでいます。

 

 

カトリックの教会

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ユダヤ教の教会

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プロテスタントの教会

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人間は同じ人間に対してこんなにもひどいことができてしまう

ということを嫌というほど再認識させられました。

 

この時点でもう色々お腹いっぱいになり、行かなかったのですが、ガス室もありました。

 

ただ、ここのガス室が使われていたかどうか、真実は分かっていません(公の発表では作っただけ、となっているようです)

 

 

 

とはいえ、このような自国の負の遺産を風化させず、国内外の方に積極的に公開する取り組みを行っているドイツは素晴らしいと思いました。

 

 

ミュンヘン郊外とはいえ、中央駅から一時間もかからずに来れる場所なので、是非足を運んでいただきたいです。

 

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