長野 松代 松代大本営跡
一泊二日で長野に行ってまいりました。
長野へは何度か行ったことがあるのですが、行ったことのない松代と戸隠神社に行ってきました☆
まずは松代編です。
松代は真田氏がおさめた松代藩の城下町として知られる町です。
松代へのアクセスは長野駅からバスが一番便利で、松代駅までは35分ほど。
30分に1本出ています。
こちらが松代駅。
立派な駅舎なのですが、現在は鉄道は通っていません。
長野電鉄屋代線が通ってましたが、2012年に廃止路線となりました。
駅舎の中。観光案内だったり、バスの待合室的なところになってますが、
当時の駅の佇まいも残していて、しばらく駅舎を堪能しました。
松代駅から徒歩3分くらいのところに観光案内所があり、そちらで地図を入手して見どころを聞いたところ、大本営跡をおすすめされました。
なんでも、太平洋戦争の本土決戦に備え、政府の中枢機関や皇居を長野松代に持っていく計画があったらしく、大本営として建設した地下壕が見られるとのこと。
私達は全く知らなかったのですが、面白そうなので行ってみることに。
観光案内所からは徒歩15分くらいのところにあります。
こちらが地下壕の入口。なんとヘルメット着用とのこと。少し緊張感が走ります。
さあ入っていきます。確かに入口付近は天井が低く頭がぶつかりそうになりました。
地下壕は削岩機で穴をあけて、その中にダイナマイトを入れて破壊して、破壊した石をトロッコで運んでいたようです。
その時抜けなくなったロッドを展示しています。
こちらはトロッコが通った枕木の跡です。
このようなスペースに役所の機能を作ろうとしてたそうです。
このようなスペースがいくつもありました。
小学校の社会科見学を含めて、団体で来られてる方が何組かいらっしゃいました。
思った以上に広くて見応えがありました☆
地下壕の近くには「もうひとつの歴史観」という大本営跡の資料館があります。
小さい資料館ですが、館内の方が松代大本営について一通り解説してくれました。
・なぜ松代が選ばれたのか(物資を運ぶ鉄道網が充実、近くに飛行場がある、信州は神の国など)
・工事は西松組や鹿島組が請け負った。
・ダイナマイトを使う等、危険を伴う作業だった。
・労働者の大半は朝鮮から動員された朝鮮人だった。幹部も朝鮮人。
・労働者幹部向けに慰安所が併設され、こちらにも朝鮮人女性が動員される
などなど、説明は15分程度でしたが、戦争中起こっていた全く知らなかった悲劇に衝撃を受けました。
まさに歴史の裏側、のような。。知られてないですが、知ったほうがよい事実のように思いました。
松代大本営跡、時間があれば是非立ち寄ってみることをおすすめします。