鉄輪温泉 地獄めぐり その1
鉄輪温泉といえば、地獄めぐり。
地獄とは、100度以上の噴気・熱泥・熱湯が地上に凄まじい勢いで噴出し、人々が近寄ることが出来ない土地であったことに由来するようです。
当然ながら、昔は人も住めず畑もできずの不毛、かつ忌み嫌われた地だったようですが、昭和に入り、これらの地獄を周遊するバスを走らせて「観光」として確立させたことから、別府温泉の隆盛に繋がったようです。
何事も「逆転の発想」なんですね。
地獄は合計7つあり、うち5つはまとまったところにあるので、鉄輪中心部から歩いて周れます。
残り2つは、路線バスで5分ほど行った先に隣接してました。
なので、周ること自体は苦ではないです。そのためか、観光客は当然ながらまあまあいます。
私が周ったときは韓国からの観光客がバスで大勢来ていました。大分県は中国より韓国の人に人気のようです。
まずは、町に近い「白池地獄」に足を運びました。
各地獄を見学するには、各数百円かかるので、まとめてチケットを購入。
パンフとともに観覧券をもらいます。
その後見えてきたのは、まさに「白い池」。目の前の煙は湯気です。
湯気は、ボコボコと音を立てて湧いています。触ってみたいけど、白いお湯も熱いんだろうな・・・。
ここはこの地獄の他、ピラニアなども展示されていました。
続いて、白池地獄から歩いてすぐの「鬼山地獄」へ。
こちらは、すごい音で、地下から熱湯が噴出しているのがわかりました。
ボコボコではなく、「ゴーーー」という、まさに地下から ”湧いている”と感じる音がしています。
鬼山地獄には、ワニが生息しています。この蒸気の熱を使って、ワニの飼育をしているとのこと。
こんなに多いとびっくり・・・。
動かないので、飼育員さんに聞いてみたら、「背中を太陽に当てて日向ぼっこしている」とのことでした。
地下のマグマを感じる音を再び感じつつ、次の地獄へ進みます。
温泉地ということは、当然ながら火山地域でもあるわけで、
なぜこのあたりがそういう温泉地になったのかは、過去のブラタモリにとてもわかりやすく解説してありました^^